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ゼブラのボールペン(ジェルインク) 徹底比較(500円以下)

いろいろなメーカーから出ているボールペン。
この記事では、ゼブラが出しがあります。ている500円以下のボールペンのうち、
ジェルインクのボールペンについて徹底比較
していきます。

ちなみに、ゼブラのジェルインクタイプのボールペンは、すべて「サラサ」の名前が付きます。

なお、比較は実際の見た目(写真付き)、書き心地を中心に行っています。

シリーズごとの比較

サラサクリップ (ボール径:0.3mm 替え芯:JF-0.3芯 / 0.4mm JF-0.4芯 / 0.5 mm JF-0.5芯 / 0.7mm JF-0.7芯 / 1.0mm JF-1.0芯)

特徴

ゼブラのジェルインクシリーズの中で、ボール径の種類が一番多いのが、サラサクリップです。
ジェルインクなので、なめらかさと鮮やかな発色が特徴です。
さらに全部で57色もの種類があるため、色々な用途で楽しむことができます。

可動式バインダークリップの採用により、厚みのあるボード等にもはさめ、クリップ折れを軽減させます。

ノック式ラバーグリップ付き

書き比べ

ボールペンで0.3mmというと、以前ならインクがまともに出ないとか、引っかかり感が強すぎて紙が削れそうとかいったイメージがあったかもしれません。ですが、このシリーズの0.3mmはそんなことはありません。インクもしっかり鮮やかに出ます。なめらかに書くこともできます。確かに、少しカリカリ感と重みのようなものもありますが、この細さでここまで書けるなら十分です。以前のものを知っているなら、なおさら、ここまで、と驚くくらいです。

0.4mmになると、ボール径が大きくなる分さらに書きやすくなります。カリカリと引っかかる感じは、むしろしっかりと書けているという感じで、なめらかさ両立が取れています。

0.5mmは、0.4mmと比べて書き味はそれほど変わらなかなと思いました。なめらかさと引っかかり感がいい感じにバランスが取れていて、とてもいいです。
また線が太くなる分、より発色の良さが出始めたと思います。

0.7mmになると、引っかかり感はなく、かなりなめらかになりました。
一方、油性インクと比べると、線幅が太いなという印象もあります。
ただ、きれいで鮮やかな色です。

1.0mmは、さらさら、なめらかです。もはやほぼ水性のボールペンかなという感じです。
大きな文字を書く場合やイラスト向きでしょう。

サラサR (ボール径:0.4mm、0.5mm ) 替え芯なし

特徴

今までより濃いインクを開発、使用しています。
全部で14色と種類が豊富で、さらに赤、オレンジ、ピンクは、赤シートを重ねると文字が隠れるため、勉強にも活用できます。

このシリーズは替え芯がありません。

濃くあざやかに書ける。ラバーグリップ付き

書き比べ

0.4mmは、サラサクリップと比べてよりなめらかに書けます。カリカリ感もそんなに強くはなく、バランスが取れています。またメーカーが宣伝しているように、より濃く、鮮やかになっています。
サラサクリップの0.5mmと同じくらいかそれよりも濃く感じます。

0.5mmは、ボール径が大きくなる分、よりなめらかになりました。カリカリと引っかかる感じはほぼありません。こちらは実質、サラサクリップの0.7mmと同じくらいの線幅に見えます。

サラサマークオン (ボール径:0.4mm 替え芯:MJF-0.4芯 / 0.5mm MJF-0.5芯 )

特徴

新しく開発したインクにより、書いた文字の上に蛍光ペンを引いても、にじまないのがウリです。
注意点としては、文字を書いて約5秒後ということです。また、何度も蛍光ペンで引くならばにじむことがあります。

ラバーグリップ付き

書き比べ

0.4mmの書き味はカリカリ系です。これはボール径の大きさの為かもしれません。
ものすごく引っかかりが強いと言うわけではありませんが、ちょっと固いと思います。
たくさん書く場合は疲れそうです。
ただ、しっかりと強く書くことができるため、筆圧が強い人には向いているかもしれません。

0.5mmになると、ボール径が大きくなる分、カリカリとした感じは和らぎ、書きやすくなりました。
なめらかというよりはサラサラという書き心地です。水性の部分の特徴でしょうか。

サラサスタディ (ボール径:0.5mm 替え芯:BJF-0.5芯)

特徴

軸が透明で、替芯にメモリがついていることにより、勉強量がメモリでわかる、学習に適したボールペンというのがウリです。

バインダークリップ。

書き比べ

書き味は、とてもサラサラ、なめらかで、軽い書き心地です。カリカリ感はほとんど感じられません。

サラサ (ボール径:0.5mm 替え芯:JF-0.5芯 / 0.7mm JF-0.7芯 / 1.0mm JF-1.0芯)

特徴

サラサクリップと基本的に同じです。クリップ部分のデザインが少し違っていて、小さくなっています。
書き味等、サラサクリップのほうを参照してください。

サラサドライ (ボール径:0.4mm 替え芯:JLV-0.4芯 / 0.5mm JLV-0.5芯 / 0.7mm JLV-0.7芯)

特徴

ドライという名前の通り、新しく開発した乾くのが早いインクを採用しています。
そのため、手や紙がインクにより汚れにくくなっています。

またジェルインクの特徴として、サラサラした書き味と鮮やかな色味も持っています。

ラバーグリップバインダークリップ

書き比べ

0.4mmの書き味は、とてもなめらかです。カリカリ感はそんなにないのですが、滑り過ぎることなくしっかりとトメ、ハネができ、書いている感があります。

0.5mmはよりなめらかさが増しています。なめらかさと引っかかり感のバランスがいいです。
一方、ジェルインクの特性なのか、0.4mmから一気に色が濃くなりました。インクがたくさん出ているということでしょうか。

0.7mmは、さらになめらかになっています。インクがたくさん出ているのか、線幅が太く、小さくて細い文字はつぶれてしまいます。

サラサナノ (ボール径:0.3mm 替え芯:JF-0.3芯)

特徴

ボール径が0.3mmという細字タイプです。
インク(替芯)自体はサラサクリップやサラサと同じなのですが、軸内部の構造に「うるふわクッション」という筆記時のがりがり感を吸収し、インクを安定して排出させる機構を採用することにより、
0.3mmという細字でもなめらかに書けます。

また、32色とたくさんの色にも展開しています。

書き比べ

替芯はサラサクリップの0.3mmと同じなので、書いたイメージはそちらを参照してください。
書き味については、素晴らしいの一言です。サラサクリップの0.3mmも、以前と比べると十分になめらかに書けるようになったと感じるのですが、サラサナノはさらになめらかに書けるようになりました。
軸の構造に工夫を加えると、こんなに変わるのかと驚きです。
手帳など、細い字を書く際におススメです。

ボール径(太さ)による比較

ここでは、ジェルインクシリーズの中で、同じボール径(線幅)のものを比較しました。

0.4mmの比較

ジェルインクシリーズにおいてボール径0.4mmのインクの異なる種類は、
サラサクリップ、サラサR、サラサドライ、サラサマークオンの4つになります。

書き味を比べていくと、
なめらか大 サラサR > サラサドライ > サラサクリップ > サラサマークオン カリカリ大
でした。
その中で一番バランスが取れているのは、サラサドライと感じました。
なめらかに書け、かつカリカリ感もあり、文字を書いている感があります。
また乾くのが早いために、紙や手にインクが付きにくく、そして発色もいいです。

他のボールペンの特徴を改めてあげると、
サラサRはなめらかさが一番あり、インクの発色もいいです。これは替芯がなく使い切りのタイプなので、その方がいいという人にオススメです。

サラサマークオンは、書いた文字に蛍光ペンを引いてもにじみにくいです。
そのような使い方をされている人には、こちらがオススメです。

0.5mmの比較

ジェルインクシリーズにおいてボール径0.5mmのインクの異なる種類は、
サラサ クリップ、サラサR、サラサスタディ、サラサドライ、サラサマークオンの5つになります。

書き味を比べていくと、
なめらか大 サラサR > サラサドライ > サラサマークオン > サラサクリップ 
> サラサマークオン カリカリ大

でした。
一番バランスが取れているのは、0.4mmと同じくサラサドライと感じました。

サラサスタディの特徴をもう一度上げておくと、軸が透明で、替芯にメモリがついているため、
インクの使用量が分かるというものです。
書き味もサラサドライに近くとても書きやすいです。
サラサドライと少し違うのは、クリップ部分(スタディのほうが少し扱いやすいです)とインクの減る度合いでしょう。

0.7mmの比較

ジェルインクシリーズにおいてボール径0.7mmのインクの種類(替芯)は、
サラサ クリップ、サラサドライの2つになります。

書き味を比べていくと、
なめらか大 サラサドライ > サラサクリップ > なめらか小でした。
このボール径になるとカリカリ感はどちらも、ほぼなく、なめらかに書けます。
その中でどちらかと言えば、サラサドライのほうがオススメかなと思います。
理由は0.4mm、0.5mmの場合と同じです。

ジェルインクの中での一番のオススメ

これまでの比較を通して、ジェルインクの中で一番のオススメを紹介します。
ただ、用途によっても異なると思いますのでボール径を0.3mm、0.4mm-0.7mm、それ以上に分けることにします。

0.3mm

とても細く、手帳用など小さい文字を書きたい場合などの用途のためのものです。

おススメなのはサラサナノです。
このボール径は、サラサクリップとサラサナノの2種類がありますが、替芯は同じです。
上述しているように、サラサナノには「うるふわクッション」という書いている際のショックを吸収する機能がついているため、比較して書きやすいためです。

0.4mm-0.7mm

このボール径は、普段使い(仕事用、学習用、家での使用)で使用する場合におすすめです。

その中での一番のオススメは、サラサドライ0.5mmです。
サラサドライの0.4mm、0.5mm、0.7mmの3つの内、どれがいいかということですが、一番バランスが取れているのが、0.5mmと思いました。
0.4mmは比べるとよりカリカリ感が強く、引っかかる感じが目立ちました。
0.7mmは比べるとよりなめらかではあるのですが、線が太くなり、書く文字の大きさによってはつぶれてしまいます。

このような特徴に合わせれば、0.4mm、0.7mmの選択肢もアリですが、仕事用、学習用という観点で書く文字の大きさを考えると0.5mmがいいと思います。

文字の太さの比較は、上記サラサドライのところの写真を参照してください。

1.0mm

大きい文字を書きたい場合(あて名書きなど)です。
これは一択です。
サラサクリップ1.0mm
かなり太くなるので、これを選ぶ場合は用途・目的がはっきりとしていると思います。

まとめ

ここまで、ゼブラが出している500円以下のボールペンのうち、
ジェルインクのボールペンについて徹底比較してきました。

なお、以下に、「シリーズごとの替え芯の種類」と「替え芯ごとの対応ボールペン」の表をまとめました。

書き心地、見た目などそれぞれに特徴があったと思います。
どれを選ぶか、用途によって違ってくると思いますが、よりいいものを選択して頂ければうれしいです。

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