スケジュール管理に使う手帳。手帳本体そのもの使い勝手も大切ですが、書くペンもいいものを使いたいですよね。この記事では、手帳用にオススメのボールペンをご紹介します。
ペンの選び方
手帳用のペンを選ぶ際、どんな点を考慮したらいいでしょうか。以下に6つのポイントを取り上げます。
インクの種類(油性、水性、ゲル)
ボールペンのインクの種類は大きく分けると、油性、水性、ゲルの3つがあります。
その中でもオススメは、油性かゲルインクです。
それぞれのインクの特徴は以下の通りです。
油性やゲルインクは、にじみや裏移りをしにくいです。
さらに油性インクは、乾きが早いため手や紙にインクが付きにくく、耐水性・耐光性があるため保存性も高いと言ったメリットがあります。
ゲルインクはサラサラという書き心地で、手帳にサッと素早く書けるでしょう。
なお、消せるボールペンであるフリクションもゲルインクの一種です。
線幅
手帳自体の大きさにもよりますが、A6サイズくらいより小さいものなら細い方がいいでしょう。
細かくても色々書けますし、文字がつぶれることもありません。
ボール径0.5mm以下がオススメです。
なお、インクの種類によっても線幅は変わってきます。
ペンの出し方
ペン先の出し方には、ノック式やキャップ式、ツイスト式などがあります。
その中でも、思い立った時にサッと出して素早く書けるという点でノック式がオススメです。
ノック式
ノック式なら片手で押すだけです。
キャップ式
キャップ式はキャップを外す必要があり、一手間増えます。
ツイスト式
ツイスト式も、軸を回してペン先を出すという手間があるため、サッとペンを出して書くのには不向きです。
クリップ式
手帳のタイプにもよりますが、手帳本体や手帳リングに挟めると、セットに出来て便利です。
軸の長さ
手帳本体に納まるものを選びましょう。
手帳のサイズは大きく分けると下図のようになりますが、ここでは文庫本サイズ(A6サイズ)以下のものを考えます。
一般的なボールペンの軸の長さは14.5-15mm位のものが大半です。文庫本サイズ以下の手帳用ならば、それよりも短いものがいいでしょう。大体13mm以下の製品もそろっています。
軸の太さ
手帳に挟んだりバックやポケットに入れておくことを考えると、それなりに細い方がいいでしょう。
ただし細すぎて握りづらく、書きづらいというのも困りものです。
その人の手の大きさにあったものというのも大事な点です。
太いとしても、余程太くない限り、許容できるかもしれません。
また太さを考える場合は、軸本体だけでなくクリップ等の部分も考慮に入れる必要があります。
オススメのボールペン(14種類)
上記を踏まえて、メーカーごとにオススメのボールペンを紹介します。
ゼブラ
・サラサナノ(0.3mm)(ジェルインク)
サラサナノは全長が約14.4mmのため、A6サイズ以下の手帳用としては少し長いかもしれません。
ですが、ボール径0.3mmという細さ、また細いにもかかわらずサラサラとなめらかに書けるのでオススメです。
・手帳用(油性)
名前の通り、手帳用のボールペンです。一番の特徴はその細さです。ゼブラであれば上記のサラサ等の様な普段使いのボールペンは、太さが大体11mm前後なのですが、このペンは5.6mmと約半分です。そのため、男性にはちょっと細すぎて書きにくいかもしれません。
また長さも100.0mmと短いです。
・SL-F1 ST(油性)
軸が伸びるスライド式機構のボールペンです。
軸を収納時は長さが105mm、伸ばすと134mmになります。
しまっておく時にはコンパクトになり、書く時にはちょうどいい長さになります。
ただ、軸本体の素材が金属のため、少し重みを感じるかもしれません。
PILOT
クルール(油性)
軸の長さ115mm、太さ6mm、ボール径は0.5mmと手帳用に合うサイズです。
短すぎず、細すぎず、書く時のサイズ感もちょうどいいです。
金属製のクリップと、非常に細く短いボディのため手帳にはさんでもまったくかさばりません。
バーディ(油性)
軸の長さ111mm、太さ5.6mmと上記のクルールと、デザインやサイズがほぼ同じです。
ボール径は0.7mmとなっています。
ボール径の太さによってどちらかを選べるでしょう。
アクロ500(油性)
軸の長さ128mm、太さ9.6mmです。
ボール径は0.3/0.5mmと2種類ありますが、なめらかに書けるというのが売りのアクロインキを使用しているため、0.3mmでも書き味に引っかかりが強いということはなく、十分に書けました。
またアクロインキは発色の良さも特徴で、濃い筆跡になります。
フリクションシリーズ
フリクションシリーズは、上記の「ペンの選び方」とは基準が違ってくるのですが、消せるボールペンということで、手帳用にはオススメです。その中で手帳用として特にオススメの2種類を紹介します。
フリクションボールスリム038
軸の長さ140mm、太さ9.0mm、ボール径は0.38mmです。
フリクションシリーズ全体に言えることなのですが、書き味は、インクの種類を問わず、同じ線幅のボールペンに比べると引っかかり感が目立ちます。
また、インクは少し薄めです。
フリクションポイントノック04
軸の長さ142mm、太さ10.5mm、ボール径は0.4mmです。
ペン先に「シナジーチップ」という構造のチップを採用しているため、フリクションボールスリム038と比べると大分なめらかに書けるようになっています。
インクは少し薄めです。
ぺんてる
エナージェル(ゲル)(0.3mm)
軸の長さ147mm、太さ11mmです。
ボール径は種類がありますが0.3mmがオススメです。0.3mmという細さにもかかわらずとてもなめらかに書けます。
またエナージェルシリーズで採用しているインクは、なめらかさ・速乾性・鮮やかさを備えているため手帳用途してとてもいいボールペンです。
カルム(油性)(0.5mm)
軸の長さ140mm、太さ11mmです。
ボール径は0.5mmと0.7mmの2種類がありますが、0.5mmがオススメです。
カルムは、「カチカチ」というノック音が軽減された静音設計のボールペンです。
ノックして書く際に周りの人にも音が気にならないので、頻繁に手帳とペンをサッと出して書くという場面が多い人に最適です。
三菱鉛筆Uni
ユニボールシグノ307(ゲル)(0.38mm)
軸の長さ142mm、太さ11.5mmです。
ボール径は0.38mmがオススメです。
セルロースナノファイバーという新素材のゲルインクを使用しているため、なめらかさ・速乾性に優れ、ササっと素早く書いてもかすれずに書けます。
ジェットストリーム(油性)
軸の長さ139.6mm、太さ11.3mmです。
ボール径は0.38mmがオススメです。
言わずと知れたジェットストリームです。
その書き心地は説明する必要はないと思います。
サクラ
レトリコ(油性)(0.4mm)
軸の長さ135mm、太さ9mmです。
ニードルチップを採用しているため、細い文字を書けます。
トンボ鉛筆
モノグラフライト(油性)(0.38mm)
軸の長さ144mm、太さ10mmです。
ロングニードルチップを採用しているため、見やすく書きやすい、そして超低粘度インクをによりなめらかに書けます。ボール径0.38mmという細さも、手帳用にピッタリです。
まとめ
如何でしょうか。この記事では基本的に、「ペンの選び方」の条件の下、14種類のボールペンを紹介しました。使う手帳の種類、使うボールペンの好みは色々有ると思いますが、紹介したボールペンが参考になればうれしく思います。
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