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SAILOR(セーラー万年筆株式会社)のボールペン 徹底比較(500円以下)

学生や社会人はもちろんのこと、だれもが日常生活の中でボールペンを使うと思います。
でも、たくさんのメーカー、種類があってどれを選べばいいのか迷ってしまうことはないでしょうか。

この記事では セーラー が出しているボールペンを紹介し、その中での一番のオススメを紹介します。

なお、書き心地の表現方法として、「なめらか」、「ぬるぬる」、「カリカリ」、「引っかかる」といった言葉を用います。
イメージして頂ければと思います。

セーラー万年筆株式会社の特徴

まず セーラー万年筆株式会社 という会社について簡単に触れておきます。

セーラーという会社を聞くとどんなイメージがありますか。
万年筆のメーカーでしょうか。
確かに、セーラー万年筆は、名前にも含まれているとおり万年筆が有名な会社です。
1911年創業で、日本で初めて万年筆の純国産の14金ペン先を生産し、その後もたくさんの魅力的な万年筆を作ってきました。
そのようなセーラー万年筆ですが、実は、国産初のボールペンを発売したメーカーでもあるのです。

この記事では、500円以下ですがそのボールペンを紹介します。。

セーラー のボールペン

セーラー が出しているボールペンは4種類あります。

内訳はインクで分けると、油性ボールペン6種類液体ボールペン1種類があります。

まず、油性インクの6種類をご紹介します。
G-FREE1つとフェアラインシリーズ5つです。

G-FREE( ボール径:0.5/0.7mm  替え芯:18-1067-120/18-1067-220)

特徴

サスペンションが内蔵されていて、筆記時の力を吸収してくれるという面白い機能が備わっています。これはノック部分を回すことにより、9段階の調整ができます。
また、低摩擦油性インクを採用しています。

書き味ですが、0.5mmは油性インクにしては、少しカリカリと引っかかる感じがしました。
他のメーカーではもう少しなめらかだなと。
それが0.7mmになると、その感じが一気になくなりとてもなめらかに書けるようになりました。
ボール径が大きくなっただけでこんなに変わるとは、というくらいです。

ペンを出すときにはノック部分押しますが、ペン先を戻すときにはクリップ部分を押します
これは好みが分かれるところだと思います。クリップ部分は大きいので押しにくいということはありません。

なお、サスペンション内臓により9段階の調整が可能なわけですが、個人的にはそれほど大きな違いは感じられませんでした。ただ、その微妙な違いが大きな差になるのかもしれません。

書き比べ

フェアラインクリップ( ボール径:0.7mm  替え芯:18-0062)

特徴

セーラーが出しているボールペンの中で、「フェアライン」というシリーズがあります。
フェアラインクリップはその中で、大きいクリップが特徴のボールペンです。
クリップが大きく開くため、はさみやすく、固定しやすいです。

フェアラインクリップは、再生プラスチック材や環境に負担をかけない素材を多用し、環境に配慮したボールペンです。

次に紹介するフェアラインネオと替え芯が同じです。

書き味は、油性インクの特徴が出ていてなめらかです。
ただ少し重みも感じました。

フェアラインネオ ( ボール径:0.7mm  替え芯:18-0062) 

特徴

フェアラインシリーズのボールペンです。

替え芯が上述のフェアラインクリップと同じなので、
書き味等はそちらを参照してください。

こちらも 再生プラスチック材や環境に負担をかけない素材を多用し、環境に配慮したボールペンです。

フェアラインGP ( ボール径:0.7mm  替え芯:なし) 

特徴

フェアラインシリーズのボールペンです。
こちらはグリップ部分に特徴を持たせています。
素材やエラストマーで柔らかいのですが、さらに六角形の形をしていて握りやすくしています。

こちらも 再生プラスチック材や環境に負担をかけない素材を多用し、環境に配慮したボールペンです。

フェアラインカラークリア ( ボール径:0.7mm  替え芯:なし) 

特徴

フェアラインシリーズのボールペンです。
こちらもフェアラインGPと同じように、グリップ部分エラストマー素材を使用し、
また六角形の形をしていて握りやすくしています。

軸が名前の通り透明で、またクリアブラックやクリアピンクなど6色の色を採用しています。
ノック部分、クリップ、グリップ部分まで、全てが同じ色になっています。

なお、ノック部分とクリップは一体です。

こちらは替え芯がありま//せん。

フェアラインミルク ( ボール径:0.7mm  替え芯:なし) 

特徴

フェアラインシリーズのボールペンです。
こちらもフェアラインGPと同じように、グリップ部分エラストマー素材を使用し、
また六角形の形をしていて握りやすくしています。

上述のフェアラインカラークリアの軸が透明なのに対し、
こちらはミルク色の半透明です。
またカラークリアとは色の種類が違いますが、
ノック部分、クリップ、グリップ部分が同じ色で、6色展開されています。

なお、ノック部分とクリップは一体です。

こちらは替え芯がありません。

次に、液体ボールペンをご紹介します。

ICリキッド ボールペン ( ボール径:0.38/0.5/1.0mm  替え芯:83-0081/83-0082/83-0083) 

特徴

これまでのゲルインクよりも低粘度なものを採用しています。
そのため、よりサラサラなめらかな書き味です。
またにも特徴があり、真ん中が細くくびれた形をしています。

キャップ式です。

書き心地ですが、0.38mmは、そのボール径の細さのためか少しカリカリと引っかかる感じがありました。もちろん、軽くサラサラ書けますが。
0.5mmになると、ボール径が大きくなった分カリカリ感は無くなり、ゲルインクの特徴であるなめらか感とサラサラ感がぐっとアップして書きやすくなりました。また発色もいいです。
1.0mmは、もうなめらかというよりはすべっていく書き心地です。線幅がだいぶ太くなるので、ノートに文字を書くというよりは大きい文字を書く用でしょう。

グリップ部分にASAという樹脂を使用しているせいか、持った時に滑りやすいなと感じました。

書き比べ

セーラーのボールペンの一番のオススメ(ボール径ごと)

以上の ボールペンの選び方のポイントを踏まえ、セーラーのボールペンの中で一番のオススメを紹介します。
用途によっても異なると思いますのでボール径を0.38mm-0.7mm1.0mmに分けることにします。

0.38-0.7mm

このボール径は、普段使い(仕事用、学習用、家での使用)で使用する場合におすすめです。

セーラーが出しているボールペンの中で一番のオススメはG-FREE0.7mmです。

書き味をなめらかさの順で言えば、
なめらか大 G-FREE0.7=フェアラインシリーズ > G-FREE0.5 > IC0.5 > IC0.38
と感じました。
油性インクでボール径が0.7mmのものはほぼ同じなめらかさで、
意外にもゲルインクのICリキッドが結構カリカリでした。

その中で、サスペンション機構が内蔵されていて、大きなクリップのついているG-FREEの
0.7mmが一番いいと感じました。

ただ一方で、G-FREEが大きいと感じたり、フェアラインシリーズのカラー展開や六角グリップが魅力的だと感じたりする人もいるとも思います。

1.0mm

大きい文字を書きたい場合(あて名書きなど)です。

これは、ICリキッドの1.0mm一択です。

まとめ

いかがでしょうか。万年筆や高価格帯のボールペンを出しているセーラーですが、500円以下のボールペンも魅力的な商品があります。ボールペン選びの際にはセーラーも含めて検討するのはいかがでしょうか。
この記事が参考になればうれしいです。

なお、如何に、製品・ボール径ごとの替芯対応表と、替芯ごとに対応するボールペンの表をあげておきます。こちらも参考にしてください。

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